エコキュートの水圧は弱い?高圧・パワフル高圧の選び方とメーカー比較【2026】

当ページのリンクには広告が含まれています。
エコキュートの水圧が弱い原因と対策

結論:エコキュートの標準タイプは貯湯式で減圧するため、水圧は約170〜190kPaと水道直圧より低め。
2階のシャワーや同時使用で弱さを感じるなら、高圧(約210〜280kPa)・パワフル高圧(約280〜325kPa)タイプを、いちばん強いのは日立の水道直圧(減圧しない・約300〜500kPa)を選べば解決します。
交換のときにタイプを選ぶのがポイントです。

🎯 目的別ショートカット(タップで移動)
目次

なぜエコキュートは水圧が弱い?

エコキュートは、お湯をいったんタンクにためる「貯湯式」です。
タンクを高い圧力から守るために減圧弁で圧力を下げて給湯するため、水道の圧力をそのまま使うガス給湯器などと比べると、標準タイプは水圧が低く感じられます。

とくに2階・3階のシャワーや、お風呂とキッチンの同時使用で「弱いな」と感じやすいポイントです。
ただしこれはタイプ選びで解決できます。

⚠️ なぜ水道圧をそのまま使えないの?

エコキュートの貯湯タンクは密閉構造です。
水道の直圧(約500kPa)をそのままかけ続けると、タンクの膨張・変形/溶接部の金属疲労/配管・継手からの水漏れ・破断につながります。
そこで減圧弁で170〜300kPa程度まで下げて安全に給湯しているため、標準タイプは水圧が控えめになります。

エコキュートが減圧弁で圧力を落とす構造理由の図解。水道直圧約500kPaを減圧弁で170〜300kPaに減圧し、密閉貯湯タンクを膨張・変形・破断から守る。
水道直圧(約500kPa)→減圧弁で170〜300kPaに調整→密閉タンクを安全に保つ

水圧タイプは3つ(標準・高圧・パワフル高圧)

エコキュートの給湯圧には、大きく3〜4段階あります。

👉 表は横にスクロールできます

タイプ 代表メーカー・機能例 水圧(kPa) シャワー流量の目安 2階お風呂・同時使用の快適性
標準タイプ 各社の標準モデル 約170〜190 約10〜12 L/分 1階なら問題なし。2階給湯や同時使用は少し弱く感じる
高圧・パワフル高圧 ダイキン(約320)/パナ(約280〜325)/三菱(約290) 約280〜325 約14〜16 L/分 2階お風呂でも快適。台所との同時使用でもシャワー圧が落ちにくい
水道直圧給湯 日立(ナイアガラ出湯) 約300〜500 約16〜20 L/分 ガス給湯器と変わらない勢い。3階給湯や多機能シャワーヘッドも対応

💡 ワンポイント:交換で勢いを落としたくないなら

ガス給湯器(約500kPa)からの交換でシャワーの勢いを保ちたいなら、パワフル高圧(300kPa級)以上が目安。
3階給湯や強力なシャワーヘッドを使うなら、水道直圧(日立)も候補になります。
※流量・体感は一般的な想定にもとづく目安で、機種・設置環境で変わります。※ 数値はメーカー・機種で異なる目安です。

メーカー別の水圧比較

主要メーカーの給湯圧(最大クラス)の目安です。
とにかく強さ重視なら日立の水道直圧(ナイアガラ出湯)が頭ひとつ抜けています。

👉 表は横にスクロールできます

メーカー 標準 高圧・パワフル高圧クラス
日立 約170kPa 高圧 約260kPa/水道直圧 約300〜500kPa
パナソニック 約180kPa パワフル高圧 約280kPa/ウルトラ高圧 約325kPa
ダイキン 約170kPa 高圧 約210kPa/パワフル高圧 約330kPa
三菱電機 — ハイパワー給湯 約290kPa

※ コロナなど他メーカーにも高圧タイプがあります。
数値は公開情報にもとづく目安(2026年時点)で、機種・型番により異なります。
正確な圧は各メーカーのカタログでご確認ください。

【PR】Cools(A8.net)

🚿 高圧・パワフル高圧の機種を、工事費込みの総額で比べる

合う水圧タイプは、2階の有無や配管・水道の圧で変わります。
エコキュート交換専門店のCoolsなら、現地調査で家に合う機種を提案してもらえて、工事10年保証(無料)と、修理回数の上限がない商品10年保証(有料)を付けられます。

\ わが家に合う水圧タイプをプロに無料相談 /▶ エコキュート交換を無料見積もり【Cools】

高圧タイプを選ぶべき家は?

こんな家は高圧・パワフル高圧がおすすめ

  • 2階・3階でシャワーを使う
  • お風呂・キッチン・洗面などを同時に使うことが多い
  • 今の給湯(ガスなど)の水圧に慣れていて、弱くしたくない
  • シャワーの勢いを重視する家族がいる

逆に平屋や1階中心の使い方なら、標準タイプでも不満が出にくいです。
設置環境で最適な圧が変わるので、交換前に現地で確認してもらうのが確実です。
選び方全体はエコキュート交換 完全ガイドもあわせてどうぞ。

→ 水圧を重視して機種を絞り込んだ実例は技術者が本気で選ぶエコキュートの結論で紹介しています。

今のエコキュートの水圧を上げる方法

買い替えずに、今の水圧を少しでも改善したい場合のポイントです(効果には限界があります)。

✅ 費用0円からできる 水圧改善ステップ(手軽な順)

1

止水栓・混合水栓が全開か確認(0円・1分)

元栓や止水栓が少し閉じているだけで水圧は落ちます。
まず全開かをチェック。

2

シャワーヘッド・フィルター掃除(0円・5分)

散水板やストレーナー(フィルター)の水垢・カルキ詰まりを除去すると復活することも。

3

設定温度を5〜10℃上げる(0円)

熱いお湯に混ぜる「水圧の強い水道水」の比率が上がり、シャワーの勢いが増します(下の解説参照)。

4

低水圧用シャワーヘッドに交換(数千円)

穴が小さい節水タイプは、低い圧でも勢いが出やすい設計です。

5

減圧弁チェック/高圧機へ交換(要見積もり)

改善しなければ減圧弁の故障確認、または高圧・パワフル高圧・水道直圧タイプへの買い替えが根本解決。

ゆとぽんゆとぽん

💡 なぜ設定温度を上げるとシャワーが強くなる?(流体力学)

サーモスタット混合栓は、タンクの熱いお湯(例:75℃)に水道水(直圧=約500kPa)を混ぜて設定温度(例:40℃)をつくります。
タンク側の温度を高くしておくほど、同じ40℃をつくるのに混ぜる「水圧の強い水道水」の割合が増えるため、シャワー口から出る流量・勢いが上がります。
ただし高温設定は電気代・やけどに注意。
(サーモ水栓・チャイルドロック推奨)。

⚠️ 根本解決は「タイプの変更」

上記で改善しない場合、水圧の低さは本体タイプに由来します。
10年前後で交換時期なら、高圧・パワフル高圧・水道直圧タイプへの交換が根本的な解決になります。

⚠️ 高圧タイプにしても強くならないことがある(元圧チェック)

敷地に引き込まれる水道の「元圧(もとあつ)」自体が低い地域・高台のお宅では、330kPaのパワフル高圧機を入れても性能をフルに発揮できないことがあります。
自宅の元圧でどの機種がベストかは専門業者の現地計測が確実。
失敗しないために、購入前に無料見積もりで元圧と設置環境を確認してもらいましょう。

水圧で選ぶなら、対応機種を無料の現地見積もりで相談を

【PR】Cools(A8.net)

\ わが家に合う機種をプロに無料相談 /▶ エコキュート交換を無料見積もり【Cools】

費用相場・選び方を先に知りたい方は エコキュート交換 完全ガイド へ

よくある質問

Q. エコキュートの水圧は本当に弱い?

A. 標準タイプは貯湯式で減圧するため、水道直圧より低め(約170〜190kPa)です。
2階のシャワーや同時使用で弱く感じることがありますが、高圧・パワフル高圧タイプを選べば改善します。

Q. 高圧タイプとパワフル高圧の違いは?

A. 高圧は標準より圧を高めたタイプ(約210〜280kPa)、パワフル高圧・ウルトラ高圧はさらに強く(約280〜325kPa)、複数同時使用でも安定しやすいのが特徴です。
最も強いのは日立の水道直圧(減圧しない・約300〜500kPa)です。

Q. 2階でシャワーを使うなら?

A. 高圧以上、できればパワフル高圧か水道直圧タイプが安心です。
設置環境で最適な圧が変わるので、現地で確認してもらいましょう。

Q. 今のエコキュートの水圧を上げられる?

A. シャワーヘッドの見直しや配管・止水栓の確認である程度改善できますが、根本的にはタイプの変更(交換)が必要です。

まとめ

エコキュートの水圧はタイプ選びで解決できます。
平屋・1階中心なら標準でも十分ですが、2階シャワーや同時使用が多いなら高圧・パワフル高圧、とにかく強さ重視なら日立の水道直圧が有力。
交換のタイミングで、家の使い方に合った水圧タイプを選びましょう。
まずは現地見積もりで、対応機種と費用を確認するのがおすすめです。

✍️ この記事を書いた人
給湯器交換ナビ 運営者 ゆとぽん

ゆとぽん / 給湯器交換ナビ 運営者

大阪大学大学院工学研究科(電気電子情報工学専攻)修了。
大手メーカー勤務の技術者。
自宅はZEH+住宅・オール電化で、実際にエコキュートを使用中。
理系の視点と自らの使用体験をもとに、給湯器・エコキュート選びをわかりやすく解説しています。

※ 記載内容は個人の見解であり、勤務先とは関係ありません。運営者情報の詳細はこちら

エコキュートの水圧が弱い原因と対策

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次